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安全運航への取組み

私たちは、船舶の運航と貨物の取扱いにおいて、安全運航を維持、達成をできるよう

「安全運航管理体制」の充実と、安全運航に対する教育・研修の普及に取組んでいます。 

BRM訓練

BRM(Bridge Resource Management)は、船舶の安全で効率的な運航を達成するために、ブリッジで利用できるあらゆる資源(リソース)を有効に活用する(マネージメント)ためのものです。

船長や海技の従事者として、様々な航海事象に対応するために、組織や人間関係、コミュニケーション、航海成就のための総合的判断力などが必要です。BRM訓練は、これらを習得するために考案され、ヒューマンエラーによる海難事故を防止することを目的とした新しい考え方です。

BRM訓練01 BRM訓練02

出張講習として、ドックや企業等の現場に直接出向き訓練いたします。日程の調整が容易でかつ、経済的です。講師は中国海技学院から招きます。

シミュレーター講習

BRM訓練03シミュレータ講習は、来島海峡、明石海峡、広海域の3箇所を設定してシミュレーションを行っています。また、各社オリジナルのシナリオでの訓練も可能なため、実態に合った訓練効果を発揮(船種、大きさ、狭視界、狭水道等)できます。
例えば視界制限状態で航行中、正横より前方に他船の霧中信号を聞いた場合、海上衝突予防法第19条では「最小舵効速力まで落とし、必要に応じて停止、衝突の危険がなくなるまで十分注意して航行しなければならない」と規定されております。
しかし、「衝突の危険がなくなるまで十分注意して航行する」とは具体的に何をどのような要領で実行しなければならないか・・・なかなか迅速に行動できません。
このように知識を持った海技従事者でも、これを現場で生かす知恵に結びつかないのが現状です。
船内は勿論、VHF等を積極的に使用する船外とのコミュニケーション、職階に関係なしのクロスチェック、チャレンジとレスポンス、操船の意図まで伝えるブリーフィング等情報の共有化の必要性を訓練生自ら実感できるBRM訓練が海難防止のためにはいかに重要であるかということがいえます。

終了証明書

BRM訓練修了書_小訓練修了後、各自宛に中国海技学院の英文併記の修了証明書(裏面に訓練記録簿を記載)が発行されます。

BRM訓練の受講生の声
BRM訓練では、海難に至る経過や、その防止、事故後の対応に関する話を聞きました。事故を最小化させるには、小さなミスはチームで排除し、弱点は互いにカバーし、事故に対応する知恵を発想するなど、安全航行するにはチームワークが大事だと思いました。
私が一番印象に残ったのは、ハインリッヒの法則で、一つの重傷事故には29の軽傷事故があり、さらにその奥には、300のヒヤリ、ハットがあるということでした。起こったエラーを大事故につなげないためにも、ヒヤリ、ハットの会社、乗組員同士の報告は、重要なことだと改めて認識しました。